ロードマップを一つずつ。ser.
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今回は、ロードマップ①-Ⅰ-N°02の際に挙げた
各テーマごとに
「実現に必要な技術/インフラの課題」と
「それを段階的にクリアするステップ」を示した
ロードマップを具体化します。
各テーマ3~4フェーズに分けています。
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1. エンターテインメントとしての飲食体験
フェーズE1:コンテンツ設計とVR基盤整備
課題
⑴マルチシナリオ(時空間シフト、ストーリーミッションなど)を柔軟に切り替えるメタバースUXエンジン
⑵大規模同時接続でも遅延なく演出を同期するネットワーク
:解消手段
①:Unity/Unreal など既存VRエンジンのマルチシナリオ拡張プラグイン開発
②:エッジサーバー配置によるレイテンシ削減+UDPベースの同期プロトコル実装
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フェーズE2:マルチセンソリー・APIプラットフォーム構築
課題
⑴五感情報(触覚+温度+匂い+音+視覚)の同期API
:アバター連動型エフェクトや環境変化演出のリアルタイム制御
解消手段
①:各種センサー・デバイス
(触覚グローブ、匂い発生器、ASMRマイクなど)
の標準化API化
②:“感覚ストリーム”を時刻同期する
メディアサーバー(WebRTC拡張)
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フェーズE3:コンテンツ制作とパートナー連携
課題
⑴複数クリエイターによる
「多感覚シンクロディナー」
「参加型ワークショップ」の協調制作ワークフロー
解消手段
⑴:クラウド版クリエイティブコラボレーションツール(VR内編集・プレビュー機能付き)導入
⑵:ブランド/飲食企業とのAPI連携による
食材NFTやストーリーパッケージの流通プラットフォーム化
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フェーズE4:パブリックβとフィードバックループ
課題
⑴:大規模ユーザーからの体験データ収集と迅速なUX改善サイクル
解消手段
①:メタバース内行動ログ+センサー反応ログを
統合解析するダッシュボード構築
②:A/Bテストを自動化し、
体験改善案を継続デプロイ
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2. 健康管理としての飲食体験
フェーズH1:センサーデバイス開発とインターフェース定義
課題
⑴:味覚(電気刺激、化学的シグナル)・嗅覚・触覚を正確に再現するデバイス
①:口内・消化器内インプラント型栄養投与
デバイスの安全性確保
解消手段
①:口内パッド型味覚エミュレータ
+匂いカートリッジのプロトタイプ開発
②:医療機器認証を視野に入れた
ミニマル侵襲インプラント研究(J-REGIST等の臨床連携)
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フェーズH2:データプラットフォームとリアルタイム・フィードバック
課題
⑴:ウェアラブル(心拍・血糖・消化センサ)とメタバース側センサー情報を統合管理するデータ基盤
⑵:ユーザーの健康状態に応じた即時アラート/制御ルールエンジン
解消手段
①:FHIR互換のヘルスデータAPI
+MQTTブローカーによるリアルタイムストリーミング
②:ルールベース&機械学習ハイブリッドの
パーソナライズ栄養制御エンジン
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フェーズH3:AI栄養アドバイザーと安全ガードレール
課題
⑴:個別代謝モデルを生成し、
過食や偏食を自動検知・是正するAIアルゴリズム精度
⑵:医療・栄養士の判断を組み込む
ガバナンスフレームワーク
解消手段
①:大規模健康ビッグデータ(国際コホート等)を用いたモデル学習
②:専門家パネル監修のカスタム制限ルールセットと、違反時のソーシャルペナルティ機能
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フェーズH4:臨床試験と制度調整
課題
⑴:長期安全性・有効性の証明と医療機器/保険適用認可
解消手段
①ピアレビュー論文投稿を前提とした
臨床試験フェーズI-II-IIIの実施
②保険償還枠組みへの提案と
規制当局(PMDA、厚労省)との協議
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3. 社会的交流としての飲食体験
フェーズS1:低遅延集合&瞬間移動インフラ
課題
⑴:世界中のユーザーが瞬時に同じ
「ダイニング空間」に集合できるネットワーク設計
解消手段
①:CDN/エッジクラウドによるセッションキャッシング
②:オーグメンテッドDNS+UDPマルチキャストを組み合わせた瞬間移動プロトコル
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フェーズS2:文化・歴史ライブラリとシミュレーションエンジン
課題
⑴:膨大な歴史的・文化的食情報の
デジタルアーカイブ化と、シミュレーションモデル化
解消手段
①:ブロックチェーンベースの食文化データ共有DB
②:3Dフードモデリング+味・香り・食感データを組み込んだ再現エンジン
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フェーズS3:仮想経済圏とNFT食材マーケット
課題
⑴:食材NFT・レシピNFTの発行ルール策定、スマートコントラクトの安全性
⑵:メタバース内通貨と法定通貨の交換フロー
解消手段
①:ERC-xxx 規格に準拠した「Food-Token」標準の創出
②:信頼性の高いオン/オフランプ(KYC/AML対応)を持つDEX連携
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フェーズS4:コミュニティガバナンスとインターオペラビリティ
課題
⑴:複数メタバースプラットフォーム間での
食体験・NFT資産の相互運用性
⑵:コミュニティが自主運営できる
ルールメイキング(DAOなど)
解消手段
⑴:W3C-準拠のメタバース相互運用プロトコル(MV-Interop)の採用
⑵:DAOベースの食体験コミュニティファンド/権利付与スキーム
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これらの各フェーズを順にクリアすることで、EADITM理論の「メタバース仮想空間×飲食」ビジョンを、
エンタメ・健康管理・社会交流の
三方向から着実に実現へと導きます。
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Eating and drinking in the Metaverse
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