N°03 日本の飲食の現状について。 私は、最近友人に話す事がある。

提言

“約10年強ぶりに日本に戻ってきた”
私が料理人として、飲食に関してだが。
日本の現状に対して思った事がある。

「9年〜10年ぶりに戻ってきた日本はどう?」
こう質問される事がある。

そんなん、日本は外国から外国人からみたら
“理想郷に最も近い国”だ。

それは、飲食関連だけではない。
大自然、恵まれた水、インフラ、エンタメ、
サブカルチャー、気候。

そう。
住むのでは無く、「旅行先」としてだ。

もちろん、そこに向けて飲食業界は
もっとフォーカスすべきで、
幅広い知見を求め続ける必要もある。

さて。本題。

「9年〜10年ぶりに戻ってきた日本はどう?」
この質問には続きがある。

「料理人としては?飲食に関しては?」と。

率直に文字にしてみよう。

「日本は、”プロの料理人”ではなく、
 ”プロの食品開発人”を求めている。のだと。」

「つまり、どこにも”素材”が無いのだ。」

スーパーに行こうが、コンビニに行こうが
ショッピングセンター/モールに行こうが

食料品売り場に並ぶのは、
それは、”壮観”とも呼ぶべきほどの
“加工品”や”食品” etc… だ。

ドレッシングが、
 バァぁああー!!!っと並び。
味のついたお肉やお魚が、
 ズラぁぁあ〜!!!っと並び。
小分けにされた入れるだけのソースが
 ズドドドドーッンって居座り。
冷凍コーナーには、
 キラッキラに輝く、時短惣菜祭り。
スライスや再整形した肉が
 肉と脂が芸術的に共存し所狭しと並ぶ。

自由に加工できる、塊の肉も無ければ
丸のままの魚介類もほぼ無い。

もちろん。これは、
悪い事でもなければ愚痴や妬みでも無い。
日本が世界に先んじて進んでいる技術でもあり
これから、強みになる部分でもある。

それを、今後どの様に
 日本の戦力にいしてくのか?が重要だ。

だが、先にも記した様に
“素材”が圧倒的に少なすぎる。

素材を見て触れて買って調理する
そんな機会が目の前から減りすぎている。
そう。素材を集めて調理して提供する
レストランやホテル、旅館の飲食ホスピタリティを
求めている層が少ない。
そして、そのベクトルは加速する一方だろう。

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余談ですが、

海外にも響いてくる
年末恒例の某番組に出た料理人やパティシエが
大いに叩かれる番組が…………
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続きは、「note」にて。
[再表現料理人 伊藤慎吾]で検索!

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伊藤

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