N° 13 飲食に関する五感と脳”聴覚”[第一階層]

伊藤のヨタばなし

[YouTube 本編内容 文字起こし]

☆飲食の際の情報量

 飲食の際に”聴覚”から入る情報量は
 7〜11%
 五感の中では、2番目に多い数値

☆飲食に関する”音”の作用や狙い。

 ①:味の想像を掻き立て、料理への期待を膨らませる

 ②:リラックスさせ、多幸感と安らぎを与える。

 ③:臨場感やライブ感を感じさせ
   参加型つまり、作り手⇔料理⇔食べ手 を
   繋げ、一体感を感じて頂く。

 ④:適切な音量や音楽の選択により、
   料理や飲料などの
   味や香りがより良く味わえる。
 (料理と音楽を適切に合わせると
  味や美味しさが変わると言う研究結果もある。)

☆ネガティブな面の音を減らす対策も必要。

 ①:一瞬の沈黙。
   音楽や会話の間に急激に音が静かになる

 ②:人間発信の音や自然の音ではなく
   機械による一定音は不快感を感じる。

 ③:2000〜4000Hz の音。を避ける。
   生物にとって最も不快と言われる音。
   人間の耳の中で最も増幅されやすい音域で
   捕食者である他の生き物の声や音に似ており
   本能的に “危険” と感じてしまう音。
  (ガラス食器同士や黒板と爪、
    発泡スチロールを擦る音など。。。)

 ④:音の大きさの適切度を把握する。
   音を分解すると
  「音量・音質(音色)・音調(音の高さ)」
  「約 55:34:11」の割合が適切とされる

 ⑤:意想外の騒音。
   人間や動物の聴覚、つまり音は
   いち早く危険を察知し、
   身を守る本能を働かす為
   意想外の騒音はかなりのストレスになる。

☆実際の例

 ①:耳から入る臨場感と期待感で、
   「今とその先」を楽しむ事ができる。
 
   鍋や鉄板焼き、BBQ、炭酸飲料の泡
   パイやチョコレートドームを割る音
   食材が煮えたり、焼ける音
   炎や薪が弾ける音など

 ②:「1/fゆらぎ」の含まれる音や音楽。
   これを適切な音量で演出し
   A10 神経に訴えかけ、β-エンドルフィン
   ドーパミンの活性・分泌を促す。

 ③:「会話以外の雑音+BGM = 45〜55db」
   飲食店などでは、この割合いが
   最も適切と考えられる。
   60db は会話の妨げになり、
   40dbは、小さ過ぎて雑音となってしまう。

☆結論とポイント

 ①:飲食の際の五感からの
   情報量としては、2番目に多い数値。

 ②:音による味の変化と「今とその先」への期待

 ③:ネガティブな面の排除。

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