[YouTube 本編内容 文字起こし]
☆飲食の際の情報量
飲食の際に”嗅覚”から入る情報量は
2〜3.5% 。
五感の中では、4番目に多い数値。
☆食事と嗅覚の関係を大きく分けて2種類
①:嗅覚の種類と働きに関して。
嗅覚からの情報により、脳にどの様に働きかけ
それが、”美味” や “幸福感” につながるのか?
・一番記憶に残りやすい感覚は
音でも味でも感触でもイメージでもなく
” 匂い ” なのです。
・嗅覚とその他の五感との違い。
嗅覚だけが記憶を司る”海馬” に直結する。
脳は、本能と情動を司る「大脳辺緑系」と
思考をまとめる理性的な「大脳新皮質」があり
記憶を司る「海馬」が大脳辺縁系の中にある。
視、聴、触、味は、
大脳新皮質→大脳辺縁系→海馬と通るが、
嗅覚だけが大脳新皮質を通らない。
そのため、意識に関係なく本能的に記憶を残し
喜怒哀楽にも直結する。
②:香りの種類と成分に関して。
食事の際に人間が感じる
香りの種類とその成分と効能。
:種類に関しては、
「食材単体」や「料理」もそうだが
「食材×食材」、「料理×インテリアの香り」
など、食事の瞬間、環境からのアプローチ。
:成分に関しては、
まだまだ、知られざるものも多く、
明らかになっているものも無数にある。
その効果効能に関しては振り幅も広い。
(今まで通り各食材やその都度、紹介していきます)
☆嗅覚にアプローチする目的と狙い。
(4番目と言いつつも伊藤は数値以上の効果が、
期待できると思っております。)
・”食事をしている瞬間”
・”その後” に、最も期待を込めている。
・プルースト効果による。記憶の植え付け。
☆特色として
・嗅覚は視覚や聴覚に比べると
”過去の記憶を呼び起こす作用” が強い。
・イメージや色などの、記憶と調和する香りを
知覚することにより、香りはより強く作用する。
(黄色→レモン→昔食べた、レモンのかき氷
→楽しかった幸福感…という記憶の連想など…)
・過去の良い経験や楽しかった時、
幸せに思えた時の香り、
有意義で美味かった食事の香り…etc
などは、強く記憶に残る。
色々な角度から過去の良い思い出や幸福感に連結される。
・嗅覚は遠隔的に受け取る感覚。
つまり食事で言うと
食品かどうか?腐っていないか?など
口に入れる前の段階で安全確認にも使われる。
・嗅覚は本能的に目や耳よりも素早く、
情動や生理的変化を引き起こしやすい。
・嗅覚は他の感覚とは違い、
本能や喜怒哀楽などの情動を司る
海馬に直結される為、本人の意思に関係なく
記憶保存される。
☆ネガティブの排除
・内部からの香り。
食材が元々もつ臭みや香り成分。
・外部からの香り。
水道水臭、井戸水臭、洗剤臭、ペーパー臭など
外部からの香り。
これらの香りを、食材や料理に反映しない。
もしくは、排除する努力が必要。
☆結論とポイント
①:数値以上の期待値。
②:記憶へのアプローチ。
③:料理以外の香りの影響。
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